国東シュタイナーあめつちの学校
大分にシュタイナー教育の広域通信制高等学校を作る会
(一般社団法人)
大分県のある市長から「ぜひ町の活性化のために、廃校になった学校の校舎をシュタイナー学校に使ってほしい」という提案を受け、学校を作るための法人を設立しました。
その時集まった者同士、この国東半島という場所にそれぞれの夢を思い描きながら、この自然豊かで古くからの文化が残る場所に、シュタイナー教育を基盤にした子どもから大人までが学べる一つの温かなコミュニティーを作っていこう。そんな気持ちを皆で持ちながら、一般社団法人「国東シュタイナーあめつちの学校」の活動が始まりました。
広域通信制高等学校とは
一般的な全日制高校とは異なり、「添削課題」(月平均5つ程度)と「スクーリング」を行うことで、生徒は高校卒業に必要な単位を得ることができます。
「添削課題」とは、郵送、もしくはオンラインで送られてくる課題のことです。これらの課題に生徒たちが取り組み、担当教員に返送します。返送された課題を教員がチェックし、理解できていない部分を添削し、文章等で評価します。
「スクーリング」とは、大分県の本校で行う面談授業です。これは一年間の内、夏休みの10日間程度を予定しています。※これらの概要は変更の可能性があります。
現在でも、シュタイナー学校の高等部生徒の中には私立通信制高校にも在籍し、ダブルスクールのかたちで高校卒業資格を得ようとしている生徒がいます。しかし、今回の学校をつくることができれば、各地のシュタイナー学校で学びながら、シュタイナー教育の現場で働く教員が教える通信制高校で高校卒業資格を得られるようになります。
また、各地域のシュタイナー学校において不登校となった生徒たちや、高認の受験に難しさを感じている生徒たちへの学びの受け皿にもなり得ます。
理念
国東の自然、人々から学びをいただく。
土や森とともに生き、そこから学びを体感します。
シュタイナー教育では「芸術」を大切にしています。
芸術はこころとからだが結びつくところに生まれます。
芸術はこころとからだ、うちとそとの融合を豊かに体験し、そこから自分と世界を表現する技術です。
国東の人と自然。芸術活動。他者との対話。
そうした豊かな学びを、私たちはここ国東の地で実現してゆきます。
・幼児教育から初等中等の学び
・高等部の学び
・大人の学び
私たちはここ国東の地で、こうしたすべての人たちの学びの場を、地域の方々と共に提供してゆきたいと考えています。